日時:1989年10月17日
会場:神戸女子大学英文共同研究室
講師:Professor Elaine Kim
演題:“Race and Gender in Asian American Literature”
日時:1989年10月17日
会場:神戸女子大学英文共同研究室
講師:Professor Elaine Kim
演題:“Race and Gender in Asian American Literature”
日時[Date and Time]:2018 年12 月18 日(火) 17:00~18:00
会場[Venue]:神戸大学人文学研究科B 棟1 階 B132 教室(視聴覚教室)[B132, Humanities Building B, Kobe Univ.]
講師[Lecturer]:Ping Chong(ピン・チョン)氏(Ping Chong + Company Founder; Theater Director/Artist)
題目[Lecture Title]:“Ping Chong: An Asian American Theater Artist in New York City”(「ピン・チョン―ニューヨークのアジア系アメリカ人演劇アーティスト」)
使用言語:英語
Ping Chong(ピン・チョン)氏:演出家、振付家、映像アーティスト、Ping Chong + Company 創設者。演劇にメディアを取り入れたパイオニア的存在の国際的アーティスト。1972 年以来、国内外で100 を超える作品を制作する。人形劇やダンス、ドキュメンタリー劇、サウンド、メディア、その他の実験的な演劇手法を取り入れている。NationalMedal of Arts(国家芸術勲章)のほか、BESSIE 賞(ニューヨーク・ダンスパフォーマンス賞)、OBIE 賞(オフ・ブロードウェイ演劇賞)を受賞。
[Ping Chong 氏の写真・略歴は、日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS(ダイバーシティ・イン・ジ・アーツ)『生きづらさを抱える人たちの物語』ホームページより転載させていただきました]
※本講演会は、基盤研究(C)研究課題名「アジア系アメリカ文学研究のポスト・グローバリズム的展開と多極的研究体制の構築」(研究代表者:山本秀行、課題番号15K02339)の一環として開催されます。
1989年5月、4人の発起人によって始められた「アジア系アメリカ文学研究会」は、現在100名を超える会員を擁するようになった。年間5回の研究会と1泊2日の夏期フォーラムを神戸、京都、東京と、時に応じて場所を変えながら会を重ねてきた。毎回時間を大幅に越す活発な議論と“at home”な雰囲気の中にもピリッとした緊張感が漂うのは、報告者のよく準備された発表とテキストをよく読んで参加する会員の熱意のお陰であるのは言うまでもないが、参加者をそのように仕向けるアジア系作家の文学そのものの魅力、吸引力のせいではないかと思っている。会員のアジア系アメリカ文学との出会いはさまざまであるが、共通していることは、文学を読む楽しさを味わうと同時に、アメリカに少数民族として生きるアジア系の人々の抱える問題を自身の生き方と関わらせて受けとめている点である。
東西ドイツの統一、ソ連邦の解体で脱イデオロギーの時代を迎えた世界は、21世紀に向けて経済、平和、環境、あらゆる領域でボーダレス化、グローバル化する方向にある。一方ではイデオロギーのタガで締め付けられていた民族的主張が各地で噴出、国家を分裂させる勢いになっている。60年代以降のアメリカでも従来のWASPへの一元的同化という論理に代えて、Ethnicityを肯定する多民族多元文化の論理が受け入れられてきた。それはアメリカの文化をより豊かに活性化するプラスの面と、一方では過激な民族的分離主義を生み出すことにもなっている。
各民族の持つEthnicityを尊重しつつ、なお国家としての統一体を保っていくことは、今後の世界の国々(日本も例外なく)の課題となっている。その意味でもアメリカにおけるアジア系の人々の存在とその文学は興味深い視点と洞察を与えてくれそうである。今後も研究会の学びがさらに深まり、海外の研究者との交流、他学会との学際研究の輪が広がることを期待したい。
(2006年9月17日一部改訂)
(2009年9月27日一部改訂)
(2012年9月16日一部改訂)
(2019年9月29日一部改訂)
(2020年3月7日一部改訂)
(2024年9月22日一部改訂)
1.(名称)本学会はアジア系アメリカ文学会と称する(2020年4月1日、アジア系アメリカ文学研究会より改称)。英語名:Asian American Literature Association(AALA)
2.(目的)アメリカをはじめ世界に広がるアジア系文学を歴史・文化・芸術・社会等と関連付けてグローバルな視座から研究を行ない、国内外の学界および社会にその研究成果を広く公開することを目的とする。
3.(会員)本学会の目的に賛同し、原則として会員の紹介により研究会活動に参加し、所定の会費を納入するものをもって会員とする。
4.(活動)本学会は第2項の目的を達成するために次の活動を行なう。
1.研究会を定期的に持つ。(年間6回――5月、7月、9月〔総会及びフォーラム〕、11月、1月、3月)
2.学会報の発行。
3.学会誌の発行。(年1回)
4.その他。(国内外からの特別講師による講演等、本学会が必要と認める活動を行なう)
5.(会員資格および会費)
1.国内会員会費(年額)は、一般5,000円、学生3,000円とする (2007年度より) 。
2.国外会員の会費、納入方法等については別途定める。
3.団体会員(図書館、出版社等の団体)の会費等については別途定める。
4.役員会の推薦に基づき、総会の承認を経て、本学会に20年以上在籍し多大な貢献をした会員を顧問とすることができる。顧問は役員会・総会に出席し、助言を行う。
5.役員会の推薦に基づき、総会の承認を経て国外名誉会員を置くことができる。国外名誉会員については、原則として会費なしとする。
6.会員が会費を3年間未納の場合、未納期間3年目の3月末をもって退会扱いとする。
7.会費未納等により退会した会員が再入会する場合は、未納期間の会費を納入し、所定の手続きをとらなければならない。
6.(会計年度)本学会の会計年度は毎年4月1日~翌年3月31日までとする。
7.(役員)本学会の運営(事務局幹事、例会企画、会計、広報、会報・会誌編集等)を行う役員を置く。役員は総会で選出する。
8.(会長・副会長)
1.本学会の会長は役員の互選により選出する。原則として会長の任期は2年とし、再任を妨げない。
2.会長を補佐する副会長を置くことができる。副会長は役員の互選により選出す
る。原則として副会長の任期は2年とし、再任を妨げない。
9.(事務局長・事務局補佐)
1.事務局を統括する事務局長は役員の互選により選出する。原則として事務局長の任期は2年とし、再任を妨げない。
2.事務局長を補佐する事務局長補佐を置くことができる。事務局長補佐は役員会の推薦に基づき、総会で選出する。原則として事務局長補佐の任期は2年とし、再任を妨げない。
10.(会計・会計補佐)
1.会計報告を総会と会報誌上で行なう会計の担当者を役員の互選により選出する。原則として会計の任期は2年とし、再任を妨げない。
2.会計の職務を助ける会計補佐を置くことができる。会計補佐は役員会の推薦に基づき、総会で選出する。原則として会計補佐の任期は2年とし、再任を妨げない。
11.(会計監査)会員の内2名の会計監査の担当者を総会で選出し、会計監査を行なう。任期は設けない。
12.(事務局所在地)事務局は神戸大学人文学研究科山本秀行研究室に設置する(2009年度より)。